2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ブリコラージュ bricolage とは,フランス語で〔素人の手仕事,の意〕

きょうのことば ブリコラージュ bricolage とは...... フランス語で〔素人の手仕事,の意〕 手近なものを何でも利用して作業すること。科学的な専門技術に対置される。 ──『大辞林』より 私は料理を作ることが好きです。とはいえ、まだまだ半人前。今日も今…

冬は歳の余、夜は日の余、陰雨は時の余なり

きょうのことば 読書三余 冬は歳の余、夜は日の余、陰雨は時の余なり ──『三國志』「魏志・王粛伝」より 今日、4月23日は「子ども読書の日」。同日から5月12日まで「こどもの読書週間」となります。そんな折に「きょうのことば」は『三國志』の故事から。 昔…

陸海軍人の不逞なる一団に襲われたる犬養首相は......

きょうのことば 陸海軍人の不逞なる一団に襲われたる犬養首相は、国民が、この不祥なる事件の発生を知るや知らざるうちに、遽然として逝去した。真に哀悼痛惜に堪えざるところである。 (略)その老首相を、政治の改革に藉口して虐殺しさるにいたっては、か…

万緑叢中紅一点、人を動かすに春色多きを須いず

きょうのことば 万緑叢中紅一点、人を動かすに春色多きを須いず ──王安石『詠柘榴詩』より 「きょうのことば」を書いていて、ふと麻雀に明け暮れた頃を思い出します。麻雀における役の一つに「緑一色 (リューイーソー) 」があります。役満貫であるにもかかわ…

夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る

きょうのことば 夏も近づく八十八夜野にも山にも若葉が茂る「あれに見えるは茶摘みぢやないか茜襷 (あかねだすき) に菅 (すげ) の笠」 ──『茶摘み』文部省唱歌より 四月二〇日は、こよみの上では春の最後を告げる二十四節気、穀雨です。百穀を潤し、穀物の成…

歴史がつくられていようなどとは、考えもおよびませんでした

きょうのことば 「歴史がつくられていようなどとは、考えもおよびませんでした。私はただ、いいなりになることに疲れていたのです」 ──『ローザ・パークス自伝』(高橋朋子訳)より 日記を書く心構えで、私が半ば夢遊病者の譫言のように言う、「個人史と社会…

はじめに

朝日新聞の「天声人語」をはじめとする日本全国の一面コラムを拝読することが、私の長年来の趣味です。このブログでは、全国の新聞社の書き手の方々の力をお借りしつつ、日本全国津々浦々を旅してみます。 「きょうのことば」欄では、一面コラムを見渡す中で…